不定期コラム 環境とおいしさの間

環境と美味しさの両立ってこういうことなのかもしれないってことを身近なことで例えてみました。

仕事ができて、性格の良い上司は神様の贈り物

会社員となって働いている人には共感いただけるのではないでしょうか。

2つの優れた要素が両立することの難しさってものが。

例えば、仕事のできる上司。 待つだけではなく、独自ルートで仕事を採ってこられる上司は頼もしいですよね。 世の中が不景気だとはいっても、自分には関係ないとばかりにどんどん売り上げを伸ばす上司が同じ部署にいたら、現場は盛り上がります。 ただ、このような上司に限って、性格に難があるのが常識です。 仕事の振り方が雑だったり、納期がキツすぎたり。

一方、性格のよい上司も助かります。 部下への仕事の振り方が丁寧で、納期も十分確保してくれています。 ただ、調整が上手いだけで、実行力にかけるのが玉に瑕。 一緒に飲み会にいっても盛り上がれるし、気軽に相談もできる。 ただ、部署の売り上げが伸びないようなときに、打開策を持ってきてくれるわけではないので、笑顔はステキだけど、ちょっと頼りない印象が残ります。

世の中の上司部下の関係では、このどちらかに遭遇するのが8割ぐらいと言われます(どちらでもないのが一割・・・)。 そして残り1割の確率で、この2つの素地を兼ね備えている上司に巡り会うことができたのなら、それは神様の贈り物ですよね。

まぁ、神様の贈り物、というのが大げさな表現だとしても、2つの優れた要素を組み合わせて顧客様に提供できないだろうか、と考え続けるのが企業活動とも言えそうです。

世の中に粋な贈り物を届ける心意気です。

性格のよい上司、つまり環境に配慮できるかどうかってこと。

2022年においては、環境への配慮がまずは第一の条件になります。

スタバのストローが紙になったり、レジ袋が基本有料になったりなどの動きは、社会が環境への配慮を重く捉えていることの証拠です。

先ほどの例でいったら、ばりばり営業してどんどん売り上げを伸ばす、という上司ではなく、まずは部署全体、会社全体の雰囲気をよく保って、みんなでがんばろうよ、みたいな性格のよい調整型上司が求められています。

環境にも配慮して、かつおいしいお茶にも巡り会いたい。

ただ、一方で人間はご飯を食べる必要があって、ただ良い人ではいられないのも現実です。 お茶という嗜好品を扱う卸問屋として、どうやって付加価値を見いだしてもらって購入いただくのか、ということも考え続けなければ。

環境に配慮するだけじゃだめ。美味しく、試してみたいって感じてもらえないと。

環境に配慮しつつ、そして美味しく手軽なお茶を飲んでいただくために。
生分解性の素材としては、PLA=ポリ乳酸が有名ですよね。
芋類やとうもろこしといった植物からデンプンを取りだして発酵させることでモノマーを作成。それを重合してポリマーになります。

従来三角ティーバッグは平織物であり、粉茶の加工を主眼においてました。シャーの目が細かすぎて、茶葉を加工しても急須で淹れたものとはほど遠い味わいとなってしまっていました。

ポリ乳酸を利用して、平織ではなくニット構造のティーバッグが作られた、との情報を翠香園ではキャッチして、早速試作品を作ってみたのでした。

ニット構造であれば、従来のティーバッグ素材よりも柔軟に編み目が広がって、目が茶漉しと同程度にの大きさに広がります。

デキる上司は言った。「飲んだあとは分別するまでもなく、生ゴミとして捨てられるよ」

環境に配慮しつつ、できあがったお茶が急須で淹れたのと同じくらい美味しい。そんな、上手い話があるのだろうか。

そうだね。まぁ、ちょっとコスト高にはなるんだけどさ、とデキる上司は言う。

そっか。確かに全部いいとこ取りだと、返って怪しいものになってくるし、少しのコスト増は付加価値として、今後自分たちでアピールしくことにしよう。

川村翠香園では、ティーバッグの1つの選択肢として、茶葉専用PLA素材ニット三角ティーバッグの取り扱いを始めました。ある程度のロットがまとまれば、オリジナルタグでの提案も可能になります。

OEM製造を行う際、梱包資材代金はお客様のご負担となります。幅広い選択肢の1つとして、ぜひ皆様からのお問い合わせをお待ちしています。

ご紹介のパンフレットはこちらから(不双産業株式会社様HP)>>(PDFが開きます)
投稿日: 2022年02月16日