生分解性フィルターでのティーバッグ加工始めました
実は、いままで主力として使用していた抽出効率の良いテトラ型ティーバッグの原材料は石油化学製品(ナイロン、ポリエステルなど)です。
今回取り扱いを始めた生分解性フィルターは、PLA(ポリ乳酸)*を原材料として使用しているので、最終的には自然界の微生物に溶かしてもらった後、二酸化炭素と水になります。地球環境の中で循環していく、サステナブルなティーバッグの包装資材です。
生分解性フィルターの特徴
- ティーバッグフィルターがニット編み構造で作られているため、優れた抽出効率と、雑味を抑えるフィルタリング性能が高く、お茶の旨み、コクをしっかり抽出できます。
- PLA(ポリ乳酸)*は、従来のナイロン製と違い、プラスチック臭が無く、緑茶の繊細な香りを損なうことがありません。
- ニット編み構造により、ティーバッグの強度も2倍程度になっていて、作っている途中で茶葉がこぼれてしまうとか、破袋してしまう心配も非常に少ないです。
環境も大事だが、茶葉の旨みはしっかり出して欲しい。
生分解性フィルターのティーバッグは、循環型環境に役に立つだけではなく、お茶の美味しさを従来のナイロン製ティーバッグよりも引き立てることが出来る、優秀なティーバッグ包装資材だということです。
環境と美味しさってトレードオフの関係だとばかり思いこんでいましたが、環境に配慮できて、お茶の美味しさも増すことができる素敵なティーバッグを作ることが可能になりました。皆様からのご注文をお待ちしています。
*PLA(ポリ乳酸)とは、とうもろこしやじゃがいもなどに含まれているデンプンなどの植物由来のプラスチック素材で、生成過程でのカーボンニュートラル(二酸化炭素を排出しない)や微生物による分解が可能ということが注目を集めている。
投稿日: 2022年02月11日